業者選びのコツ

業者を選ぶ際どういった点に気をつけたら良いでしょうか?会社の大きさでしょうか?営業マンの熱心さでしょうか?価格でしょうか?業界の実態を知ると少し見えてきます。建築業界は工務店・ゼネコンといわれる元請が施主から工事を受注し、その工事に必要な専門工事業者に仕事を依頼します。元請は1つの工事に何種類かの専門工事業者が関わらなければならない場合その調整をするいわばディレクターの役割をします。よって実際の工事は各専門工事業者の工事管理者が職人さんと資材を段取り、現場の施工を行います。(もちろんこの工事の間も元請業者が工事の進捗を確認してゆきます。) 

ここまでの流れを聞いていくつか疑問点を持たれたと思います。@一戸建てやマンションを建てる様な大きな工事でなくても工務店やゼネコンに依頼しないと工事が出来ないのか?可能であれば費用的に安く済むのではないか?A実際に仕事をする職人さんの技量は誰が保証してくれるか?出来れば腕利きの職人さんを指名したいが可能だろうか?

残念ながらこういった疑問に答えてくれる機関もなければ、自己PRばかりに徹した業者のチラシ・広告が溢れ自分で正当に判断する情報を入手することが非常に難しいのではないでしょうか?そうするうちに面倒くさくなり、エイヤ!で決めた業者が手抜き工事を行って数年後に又漏水ということになったらそれこそ悔やんでも悔やみきれません。

最も良い業者選定は、身近な方・信頼出来る方の評判です。 価格やどんな工法をしたかだけでなく出来ればなんという職人さんが施工したか?も確認した方がいいでしょう。

ではそういう方が身近にいない場合はどうしたらよいでしょうか?全てを網羅することは出来ませんがいくつかポイントをあげてみましょう。

@まず現状を出来る限り自分で確認して、自分なりに考えてみる。

(悪質な業者から身を守るには、他人任せではなく自分なりの見解を持つことは非常に大切です。あなたの疑問や質問にきっちり答えられる業者かどうかも重要なポイントだからです。)      →雨漏りドクターの『お役立ち小冊子』で予備知識をつけたり、メールでご相談頂くのも良いでしょう。 

A業者を数社呼んで、現状確認と見積書を依頼する。

(1社のみでは、正当な判断がつきません。数社依頼し現状確認と見積書を依頼しましょう。見積書はその業者がどういう工事を行おうとしているかを判断するのに一番最適な資料です。工事項目が少なく『一式いくら』の表記が多い業者はどういう工事にするか具体的なイメージがないまま見積を作成している傾向が強く信頼出来ません。 )

B 見積を依頼した業者に工事への考え、施工体制、アフターについて確認する。

(見積がいい加減な業者は除外したとして、判断のつかない場合は業者を呼んでヒアリングを行いましょう。今回の工事のポイントがどこなのか?どういう工法、工程を予定しているのか?安全上の対策は考えているか?施工する職人はどのレベルの職人か経験は?施工監理はどう行うか?施工後の点検などの実施を予定しているか?など。いい加減な業者は即座には答えられません。営業と工事管理者が違う場合もあり、発注後急に対応が悪くなったというケースもあります。納得いくまで質問し、業者を決定しましょう。)

 

※雨漏りドクターでは、防水技能員1級(国家資格)の職人が多数在籍しておりハード面(施工)でのご心配は一切ございません。 又エンドユーザーからハード面だけでなくソフト面(営業、監理)も信頼される専門工事業者を目指し、設立当初から会員の教育活動に取り組んでおりますので安心して工事をお任せ頂けます。