意外な箇所からの雨漏り事例A

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このルーフバルコニーは大規模改修工事でウレタン塗膜防水複合工法で施工されました。施工してまもなく防水層の下に水が流入し、水枕の様な状態になったそうです。下階に漏水していないことが幸いでしたが、雨水の流入箇所が特定出来なかったことからご相談を頂いた現場です。

 

 

 

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防水工事した各箇所を確認してゆきましたが、防水層が破断している様なところや施工不良箇所は特に見当たりませんでした。そこで水膨れの状態になった部分を切開して、中に入った水を全て抜き、乾燥させた状態で各所に散水試験を行い切開した箇所から水が流れ出るかどうか確認してゆきました。

 

 

 

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数時間散水を行いましたが、防水層を切開した箇所からは水が全く出てきませんでした。

 

 

 

 

 

 

隙間2.jpg散水を中断し、再度雨水が流入する可能性がある箇所を総点検しました。すると屋上からの雨水配管の奥のパラペット周辺(○で記した箇所)に本来竣工時にモルタルで埋めておかなくてはならない部分が空隙の状態で放置されていることが分かりました。

 

 

 

 

コーナー拡大.jpg

※その拡大写真です。

この隙間に散水を行うと5分もたたず、先程の防水層を切開した箇所から水が流れ始め、ようやく原因が判明しました。

補修工事としてこの空隙をモルタルで埋め、ウレタン塗膜防水メッシュ工法を施工し工事を終えました。